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Comte Georges de Vogue
コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ


ミュジニーを約7割所有し、ボンヌ・マールも2.7ha所有する
シャンボール村を代表する造り手。

Comte Georges de Vogue
コント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエ
7 Rue Sainte-Barbe, 
21220 Chambolle-Musigny, France
Tel: +33 3 80 62 86 25

Le Guide des Meilleurs Vins de France2022 ★★☆
ル・ギド・デ・メイユール・ヴァン・ド・フランス2022 2ツ星

Le Nouveau bettane&desseauve2022 ★★★★☆
ル・ヌーヴォー・ベタンヌ&ドゥソーヴ2022 4ツ星


Vineyards
所有畑

Musigny Grand Cru 6.55ha
ミュジニー グラン・クリュ

ミュジニーに7.20haもの面積を所有するヴォギュエだが、そのうちミュジニーの名を冠して瓶詰めされるのは樹齢25年以上のブドウのみ。石灰岩の石ころが転がり、表土も薄いミュジニー独特のテロワールから、濃厚さや力強さとはベクトルを異にする、エレガンスを極めた赤ワインが生まれる。このワインに熟成のピークで出会うことがあれば、その類い稀なる麗しさにしばし打ちのめされることになる。
~インポーター資料より~

Bonnes Mares Grand Cru 2.70ha
ボンヌ・マール グラン・クリュ

醸造責任者曰く、ミュジニーが父、レ・ザムルーズが母、シャンボールのその他の1級畑が2人の子供たちだとすれば、ボンヌ・マールは伯父さん。つまり家族が違うということ。赤い果実のニュアンスが強いシャンボールのワインの中で、これだけはブラックベリーなど黒い果実の香りが強く、しかも若い時の色調に青紫の反射を伴う。ちなみにヴォギュエのボンヌ・マールは大部分がテール・ルージュ(赤土)の土壌にある。
~インポーター資料より~

Chambolle-Musigny 1er Cru ​Les Amoureuses 0.56ha
シャンボール・ミュジニー プルミエ・クリュ レ・ザムルーズ

カボット2021年5月の在庫










ヴォギュエの販売責任者、ジャン・リュック・ペパンによれば、レ・ザムルーズは「コルセットをした女性」。醸造責任者のフランソワ・ミエは「ファースト・レディ」という。非常にタイトなボディでミネラル感が強く、やや内向的な印象を覚える。口に含めばコリコリっと音を立てるような、フレッシュな赤い果実。しかし、その気品溢れる余韻は、グラン・クリュのボンヌ・マールを凌駕するほど。
~インポーター資料より~

Chambolle-Musigny ​ 2.04ha
シャンボール・ミュジニー

Bourgogne Blanc(Musigny Blanc) 0.65ha
ブルゴーニュ・ブラン(ミュジニー・ブラン)


ミュジニーの7割を保有するシャンボール・ミュジニーの歴史的盟主
ジュヴレ・シャンベルタンにおけるアルマン・ルソー、ヴォーヌ・ロマネにおけるドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティのように、シャンボール・ミュジニーでもっとも尊敬を集めるドメーヌ、それがコント・ジョルジュ・ド・ヴォギュエである。
10.85haのミュジニーのうち、その7割に相当する7.2haを所有。ボンヌ・マールもこのクリマ最大の2.7ha、1級レ・ザムルーズには0.56haの畑をもつ。
ドメーヌの歴史は1450年まで遡るが、1766年にドメーヌを所有するカトリーヌ・ブーイエがスリス・メルシオール・ド・ヴォギュエと結婚し、ヴォギュエの名が登場。今日のドメーヌ名であるジョルジュ・ド・ヴォギュエ伯爵がドメーヌを継承したのは1925年のことだ。
現在、ドメーヌを所有するのは伯爵の孫娘たちだが、彼女らはシャンボール・ミュジニーに住んでおらず、栽培責任者のエリック・ブルゴーニュ、醸造責任者のフランソワ・ミエ、販売担当者のジャン・リュック・ペパンという、俗にいうヴォギュエの三銃士によってドメーヌは運営されている。
ミュジニーは3つのリュー・ディ(区画名)で構成されているが、ドメーヌは南側のプティ・ミュジニーすべてと、北側のミュジニー6区画からなる。
ご存知のようにそのうち0.64haにはシャルドネが植えられ、本来はきわめてレアなミュジニー・ブランとなる。
しかし、1990年代に植え替えが始まったため、ミュジニー・ブランは1993年が最後となり、それ以降は「ブルゴーニュ・ブラン」としてリリースされている。植え替えからすでに25年を経た樹もあるので、そろそろミュジニー・ブランの復活を望む声も少なくない。ただし、ラベルこそブルゴーニュ・ブランだが、栽培も造りもミュジニー・ブランとまったく変わらないとフランソワ・ミエはいう。
また畑名のない「シャンボール・ミュジニー・プルミエ・クリュ」は、特級ミュジニーのうち樹齢が25年に満たない樹を用いたもの。
特級ミュジニーにわざわざ「ヴィエイユ・ヴィーニュ」と謳っているのは、古木からなることを強調せんがためだ。
ヴォギュエ伯爵存命中は、1級より下のワイン造るべからずという掟があり、いくら市場の要求があっても村名ワインを造ることができなかった。
当時の醸造責任者であったアラン・ルーミエ(クリストフ・ルーミエの伯父)は、そのことでたいへん苦労したとされる。
伯爵の死後になってようやく村名畑を入手。ただし、この村名シャンボール・ミュジニーにはドメーヌが所有する規模の小さな1級畑、ボードとフュエも加わる。その比率は面積にしておよそ10%と大きい。
ミュジニーはシルキーでエレガントなワインというステレオタイプに倣い、若いうちからこのドメーヌのミュジニーを口にすれば、誰しも唖然とするに違いない。
10年程度では容易に開いてくれず、それもタンニンがギスギスするのではなく、硬質なミネラルの塊が堅牢なストラクチャーを形成し、少しも解けない。
レ・ザムルーズもミュジニーほどではないが同様。それに対してボンヌ・マールは、黒い果実の印象が若いうちから広がり、ふたつのクリマとは出自の異なることをうかがわせる。
なんとも難しいドメーヌだが、互いの波長がばっちりシンクロした時には無上の喜びがもたらされる。
その好機をひたすら待つのも、ワインラヴァーの醍醐味に違いない。
~インポーター資料より~


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