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ブルゴーニュワインガイドとは?

このサイトに辿り着いている方はご存知の通り ブルゴーニュワインを理解するのは本当に難しい。 もちろん、ワインは飲んで楽しめば良いのだから難しいも何もないけれど その背景にある情報を理解しようとするのはなかなか大変、、 渋谷でワインバーをはじめて10年ちょっと、ワイン販売の仕事を含めると 20年以上ワイン業界で働いていても、いまだ分からない。 ん~、分からないというより憶えられないと言った方が正しいのかな~。 もちろん一流のソムリエさんやワインアドバイザーさんは記憶してるんでしょうが 自分のような人間には出来そうもないし、今までも出来ていなんだからこれから先も出来る気がしない、、w という事でこの度、ブルゴーニュ用のあんちょこ?!を作ろる事にしました。 そしてどうせやるなら公開して自分と同じ思いをしている人に使ってもらう、、 それが、このサイトです。 でもここでは味わいや香りについての話ではなく 村名、畑名、生産者のつながりに特化したいと思います。 具体的に言うと、、 『 クロ・サン・ジャック って、誰が持ってたっけ?』 『あー、 アルマン・ルソー 、 ルイ・ジャド 、 ブリュノ・クレール 、 シルヴィー・エスモナン 、 フーリエ の5人か、、』 『で、 ブリュノ・クレール って、グラン・クリュは何を持ってたっけ?』 『あー、 クロ・ド・ベーズ と ボンヌ・マール か、、』 『で、 ボンヌ・マール を一番持ってるのは誰だっけ?』 『あー、そっか ヴォギュエ ねー』 『で、 ヴォギュエ は、、、』 こういった脳内ループに陥った事はないですか? このサイトに辿り着いた方は(しつこい、、)これ位の事はお分かりかもしれませんね。 でもこういった事が、もう少しマイナーな畑でおこると 結構大変じゃないですか? そしてググってもすぐに分からなかったりしませんか? 私はこれを解決すべくこのブログを作ったわけです。 やり方はいたってシンプル。 知りたい生産者や畑をサイト内検索(PCのみ)してもらうか生産者や畑の分類から探してもらいリンクを辿ってもらえば答えが出てくる疑似脳内ループが出来ます。 順次生産者を増やしたり、畑の説明等を追加していきますのでどうぞ宜しくお願いします。 渋谷 
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調べたい生産者や畑はこちらから

コート・ド・ニュイを北から南へ、、 まずはプルミエ・クリュのないマルサネ村の生産者 (村名(ヴィラージュ)のリューディーを追加予定) Marsannay Producer マルサネ村の生産者 フィサン村のプルミエ・クリュと生産者 Fixin 1er Cru フィサン村のプルミエ・クリュ Fixin Producer フィサン村の生産者 ジュヴレ村のグラン・クリュとプルミエ・クリュと生産者 Gevrey Chambertin Grand Cru ジュヴレ・シャンベルタン村のグラン・クリュ Gevrey Chamertin 1er Cru ジュヴレ・シャンベルタン村のプルミエ・クリュ Gevrey Chambertin Producers  ジュヴレ・シャンベルタン村の生産者 モレ村のグラン・クリュとプルミエ・クリュと生産者 Morey Saint Denis Grand Cru モレ・サン・ドニ村のグラン・クリュ Morey Saint Denis 1er Cru  モレ・サン・ドニ村のプルミエ・クリュ Morey Saint Denis Producers  モレ・サン・ドニ村の生産者 シャンボール村のグラン・クリュとプルミエ・クリュと生産者 Chambolle Musigny Grand Cru  シャンボール・ミュジニー村のグラン・クリュ Chambolle Musigny 1er Cru  シャンボール・ミュジニー村のプルミエ・クリュ Chambolle Musigny Producers  シャンボール・ミュジニー村の生産者 ヴージョ村のグラン・クリュとプルミエ・クリュと生産者 Vougeot Grand Cru ヴージョ村のグラン・クリュ Vougeot 1er Cru ヴージョ村のプルミエ・クリュ Vougeot Producer ヴージョ村の生産者 ヴォーヌ村&フラジェ・エシェゾー村のグラン・クリュとプルミエ・クリュと生産者 Vosne Romanee&Flagey Echezeaux Grand Cru ヴォーヌ・ロマネ&フラジェ・エシェゾー村のグラン・クリュ Vosne Romanee 1er Cru ヴォーヌ・ロマネ村のプル

ラヴァル博士( Dr.Lavalle)の
格付けについて

ブルゴーニュワインガイドでは現行のAOCの格付けとは別にラヴァル博士の格付けも併記しています。 当たり前のように書いてしまっている、ラヴァル博士とはそもそも何者か?! 1935年にAOC(原産地統制名称)法が制定される80年も前の1855年に 『コート・ドールのブドウ畑とグラン・ヴァンの歴史および統計 (Histoire et Statistique de la Vigne et des Grands Vins de la Cote d'Or)』 なる本を書き、コート・ドールの格付けの基礎を作った方なのです。 実際一個人が書いた格付けだったものが1861年にはボーヌ農業委員会から正式に認められ、1935年の格付けにつながったようです。 ジャッキー・リゴーさんやジャスパー・モリスさんなど多くのブルゴーニュ研究家(?)も著書の中で言及しています。 1855年の当時の格付けと今の格付けが全く同じというわけではないけれど今のグラン・クリュとプルミエ・クリュが当時は評価されていないうことはほとんどない。 ただ微妙な違い(結構違うのもある)を見ていくと新たな発見が見えてくるかもしれません。 例えば マゾワイエール・シャンベルタン や ラトリシエール・シャンベルタン は2級畑なのにシャンボール・ミュジニーの レ・クラ は1級畑だったり、 クロ・ド・タール は特級畑なのに クロ・サン・ドニ は2級畑だったりと今に通ずる所があるような無いような、、 ラヴァル博士の格付け Tete Cuvee 特級畑 Hors Ligne  準特級畑 1er Cruvee   一級畑 2eme Cuvee 2級畑 3eme Cuvee 3級畑 4eme Cuvee 4級畑 今の格付けで考えると、、 Tete CuveeとHors Ligneが上位の特級畑、1er Cuveeが平均的(?)な特級畑や上位のプルミエ・クリュ、2級畑はTete Cuveeに近いと特級畑もしくは平均的なプルミエ・クリュ、3~4級畑は平均から下位のプルミエ・クリュといった感じでしょうか? 畑を見る時の参考にしていただけたらと、、 ブルゴーニュワインガイド コート・ド・ボー

Bourgogne Wine Guide 原語版

すみません、、 すっかりほったらかしにしていたら 1年ぶりの投稿になってしまいました。 この間も少しづつマイナーチェンジはしていたのですが 『途中からこれは原語でやったほうがいいのでは?』 と思ったら嫌になってしまい、、 別に作り始めましたw Bourgogne Wine Guide   Gevrey Chambertin Morey Saint Denis  Chambolle Musigny Vosne Romanee もはやこれはライフワークだな、、 と思うくらい途方もないのでこちらも含め少しづつ追加します。 忘れたころに覗いてみてくださいませ。 ブルゴーニュワインガイド コート・ド・ボーヌ編 シャブリ編 Bourgogne Wine Guide   Gevrey Chambertin Morey Saint Denis  Chambolle Musigny Vosne Romanee

ルイ・ジャド
バレル・テイスティング2017

本当に久しぶりにルイ・ジャドの2017年バレル・テイスティングに行ってきました。 カボットを始める前に何回か行ったきりなので15年ぶりか、、 呼んでもらうまでに13年かかりましたw テイスティング前には輸出部長アメリー・サンテュックさんのセミナーもあり 2017ヴィンテージについてお話をうかがいました。 輸出部長 アメリー・サンテュックさん 今回のテイスティングのため昨年の11月にボトリングしたため、 白ワインはともかく赤ワインは熟成が足りないのでその分を差し引て テイスティングして欲しいとのこと。 現地で11月にテイスティングするとそれなりな完成度を感じるが ボトリングによるものなのか確かに全体的に骨格が弱かったかも。 しかしそれはそれでチャーミングな味わいで 非常に綺麗な酸があり、 フーリエ の時にも感じたように2014年に近いのかも。 この酸は夏が暑くなり過ぎず、ぶどうがゆっくり成長したことによるそうで 暑かった2018年とは対照的でブルゴーニュらいしクラシカルな味わい。 赤はこの2本がバランスが良かったのでは、、 白はこの2本 アメリー・サンテュックさんに『ブルゴーニュに来るときは連絡ください!』と チボー さんに続きおっしゃってくれたので次回はぜひ伺いたいと思います。 ブルゴーニュワインガイド コート・ド・ボーヌ編 シャブリ編 Bourgogne Wine Guide   Gevrey Chambertin Morey Saint Denis  Chambolle Musigny Vosne Romanee

ジャン・マリー・フーリエ氏のワインセミナー

先日ワイン業界では有名な某ワイン屋さんのお誘いで ジャン・マリー・フーリエ氏のセミナーに行ってきました。 実は15年くらい前に一度ドメーヌに訪問しているんですが もちろん彼は覚えていないと思うので実質初対面。 今回はこの来日のために瓶詰めされたドメーヌ、ネゴスを取り交ぜた2017年を テイスティングしました。 難しかった2016年の後に2017年、2018年と良い年が続き、ブルゴーニュの人も みなさん一安心で喜んでいるそうです。 また2017年と2018年は真逆な年で綺麗な酸の前者、果実味豊かな後者で ご本人はなんとなく2017年を気に入っているように聞こえました。 勝手な印象では2014年と2015年のような関係なのかなーと、、 セミナーの途中でフーリエ氏が『途中でも質問してもいいからね』と言うと ある方が(某有名フレンチシェフ) 『アンリ・ジャイエさんについて印象などお話を伺えませんか?』 と誰もが聞きたいがなかなか聞けない質問をしてくれましたw 『彼はものすごく働き者で毎日朝7時から夜7時まで働いていた』 『アンリ・ジャイエ本人ばかりが評価されるが実は奥さん(マルセルさん?)もすごい。 夫婦ふたりで一緒にやっていた』 『ジャイエからは観察することの大切さを学んだ。ブドウの樹はもちろん土や 周りの雑草などを見て何をうったえているかその声を聞くんだ』等々 彼自身は真面目でワインのことばかり考えてそうな方でした。 自分が後を継いだ時、父親がロバート・パーカーから酷評され まったくワインが売れなかったそうで、どうせ売れないなら 自分が飲みたいワインを造ろう!というのが自分のワイン造りの原点だそう。 あの優しい果実味、旨味のある味わいはこういうところから来てるかなーと思いました。 そして現在私が経営するワインバーには下記ワインをオンリストしております。 Jean Marie Fourrier    Bourgogne Pinot Noir2014 ジャン・マリー・フーリエ ブルゴーニュ ピノ・ノワール ¥12,800 Jean Marie Fourrier    Bourgogne Pinot Noir2015 ジャン・マリー・フーリエ ブルゴーニュ ピノ・ノワール

ジュヴレ・シャンベルタンの村名ワインについて考える②

ジュヴレ・シャンベルタンの村名には64個ものリューディーがあります。 これをどう分類すれば良いのか? グラン・クリュやプルミエ・クリュも含め、通常ジュヴレ・シャンベルタンは クロ・サン・ジャックなどがある、コート・サン・ジャック、 グラン・クリュがある、コート・ド・グラン・クリュ、 そしてその両方の影響を受ける真ん中の扇状地の3つに分けられます。 これにブロションにあるジュヴレ・シャンベルタンを名乗れるリューディーと 国道74号線より西なのか東なのかといった要素が入ります。 ただ 前回書いた事を 考えると国道74号線で分けるより、等高線で見れば 国道74号線より東のほとんどのリューディーが扇状地に分類される事が分かるのでは ないでしょうか?また最近特に思うのは村の境界線は行政的な話であってワインには あまり関係ないということ。ジュヴレ村とブロション村の連なりは明らかに同じ斜面であり、これが違うテロワールとは考えにくいのです。 分類するのに私のような素人(?)には分からないのが どこからがコートでどこからが扇状地なのか? この辺のことは次回ブルゴーニュに行ったときに生産者に聞いてみたいと思います。 という事で、まずラヴォー渓谷にあるプルミエ・クリュと連なる村名のリューディー Les Evocelles  、 Meix-Bas 、 Champ  、 En Champs 、 Au Vellé 、 Chéseaux 、 La Marie 、 Village (同じ名前のリューディーが点在している) 地図で見る限り、プルミエ・クリュと言ってもおかしくない位の村名と言えるのでは? そしてその下に連なる村名のリューディー Les Jeunes Rois  、 Le Créot  、 Les Croisettes 、 En Vosne 、 En Dérée 、 En Songe  、 Chazière 、 Champerrier du Dessus 、 Combes du Dessus そしてまたその下に連なる村名のリューディー(この辺りからコートなのか 扇状地なのかが分からない、、)。 Les Journaux 、 Les Gueulepines 、 Le Carré Rougeaud 、 Les Champs Perrier